古代織産地連絡会について

■古代織産地連絡会とは

1995年(平成7年)、日本全国の自然布産地が集結し、第一回全国古代織サミットが山形県にて開催されました。
そのサミットにて、自然布の振興を目的に発足した組織が、我々古代織産地連絡会です。

これまで、産地を訪れるツアーの企画やワークショップ、展示会を開催するなど、多方面で活動を行っています。

■会員対象

日本において植物から自ら糸を作り、織物をしている、産地工房を対象としている。

■古代織産地連絡会の変遷

1995年平成7年7月 全国古代織サミットを 山形県あつみ町関川(現鶴岡市)で開催
[参加団体]
・藤布(丹後古代布研究会)
・太布(阿波太布清蔵技術保存伝承会)
・からむし織(昭和村からむし保存会)
・芭蕉布(喜如嘉芭蕉布事業協同組合)
・葛布(こたけや)
・しな織(山北町商工会)
・しな織(関川しな織協同組合)
その後、参加産地が一同に会して展示会をやろうということになる
1996年平成8年 全国伝統的工芸品センター(青山)で第1回全国古代織展
その後 毎年一回 展示会を行っている
2008年平成20年 大井川葛布参加
2009年平成21年 第13回全国古代織展 手紡木綿参加 十絲の会
2010年平成22年 第14回「日本の自然布展」と改称 糸から作っている産地工房も仲間に加え今後の発展を期す
宮古織物事業協同組合参加
2010年平成22年 しな織の里と日本の自然布ツアーを主催 総勢41名の参加者で開催
2011年 第15回日本の自然布展 大麻博物館 参加
2011年10月 宮古上布と日本の自然布ツアー 開催 50名参加
2012年6月 池袋伝産センター移転に伴い 自然布展を シルクラブで行う
2012年10月 丹後の藤布と自然布ツアー 開催 35名
2013年6月 第17回日本の自然布展 シルクラブ
2014年1月 喜如嘉の芭蕉布と自然布ツアー開催 50名
2014年6月 第18回日本の自然布展 シルクラブ開催
2014年10月 しな織の里関川と自然布ツアー 40名
2015年6月 二風谷民芸組合正式加入
2015年6月 銀座もとじ 自然布展 第19回
2015年11月 北海道二風谷アイヌツアー開催 35名
2015年11月 阿波太布製造技法保存伝承会 正式加入

■古代織産地連絡会 会員

喜如嘉芭蕉布事業協同組合
宮古織物事業協同組合
関川しな織協同組合
大麻博物館
さんぽく生業の里企業組合
掛川葛布川出幸吉商店
大井川葛布
阿波太布製造技法伝承会
丹波の藤布芙留庵
手紡木綿布十絲の会
二風谷民芸組合

■古代織産地連絡会 会長

五十嵐正 (関川しな織協同組合)

■事務局長

村井龍彦 (大井川葛布)

第一回古代織サミット宣言文

我が国の織物文化の原点とも言うべき古代織と称する一群の織物は、今日に至まで連綿と全国各地で伝承されている。

今回、これらの織物を現代社会の暮らしの中で継承されている、京都府加悦町の藤布、徳島県木頭村の太布、静岡県掛川市の葛布、福島県昭和村のからむし織、沖縄県大宜味村の芭蕉布、新潟県山北町及び山形県温海町のしな織を産する七産地の代表者が、古代織を守り育てるための目的のもとに開催された最初の「古代織サミット」に結集、活発な論議と産地間に温かい交流がなされたことは、我が国の織物史上において画期的な出来事であり、今後、これが大きな意義をもたらすものと確信する。

古代織産地が共通して抱えている問題は、伝承者の高齢化と後継者の養成、さらに自然界の恵みともいうべき植物原材料の不足など生産面で解決しなければならない実態がある。
加えて昨今の一般の生活様式の変化にともなう、古代織に対する消費動向と、古代織を現代の生活に融合させるための市場開拓など、論ずれば問題はまだまだ山積みしているといわねばならない。

しかしながら、今回の古代織サミットは、各産地からの問題提起と積極的かつ建設的な議論により、古代織は古代の化石ではなく、時間と空間を超越して、『古代と現代を結ぶかけ橋』であり、現代の人々にとってより新鮮な輝きをもった織物であることが、いっそう明らかになった。

このサミットによって新たな勇気とすすむべき道の示唆を得た我々古代織を伝承する生産者は、次のような活動を通して古代織の普及と振興に努め、二十一世紀を迎えたいと思う。
ここに、これらの事柄を確認して、「第一回全国古代織サミット」の宣言文とする。

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